「○○鬼」

いわなみ家の話

第60話

「○○鬼」

 

パンではなくどちらかと言うとマメの話です。

2月3日、今日は節分。

今の小学校では、自分の治したい癖や性格の一部を抜き出して、「ぼくはわたしは○○鬼を退治したいです」と宣言するそうな。

ええー?なんじゃそれ。

わざわざネガティブな面を探しだしてみんなの前で言う必要ある?

昨日は小3長女が、給食の全校生徒向け放送で、「わたしの鬼はくじけ鬼です」ってアナウンスしたらしいです。

えー、ようちゃん、別にくじけないじゃん?何でも最後までやるじゃないの、お母さん見てるよ。

「でもさ、生活の授業のときに、みんなで考えましょーってあったんだけどさ…、ようちゃん、なんも思いつかんかったけどさ…、ナントカちゃんと同じにした」。

がっくり。

○○鬼に当てはまる○○を書かなきゃ授業終われないシステムにがっくり。

そんな圧の中で、ナントカちゃんと同じでいーや、の考えになっちゃってることも。

敵は自分の中にあり!てか。

これって、いわゆる同調圧力では?

長所や得意なことを発表するならまだしも、「だらだら鬼」「泣き虫鬼」「片付けない鬼」って自分を卑下せんでもよかろーに…。

いつから豆まきがネガティブキャンペーンになった?!

季節を分ける、と節分を理解してきましたが、当地会津の天気予報は、向こう1週間雪だるまマーク。春まだ遠いです。

ちなみに、パン屋店主の場合は、「深夜3時のパン焼きの合間に、柿ピーとチョコレートとコーヒーをエンドレスにしてしまう鬼」。

どーにかしなきゃ。