いわなみ家の話
第79話
「だって女の子だもん」
「しきゅうないでらんしとせいしがであわなければ、しきゅうないのまくがはがれおちる。これが生理」
な、な、何を読んでるの?
朝からたじろぐ母。
小4の長女は本の虫で、新聞、雑誌、絵本…そこらに転がっている文字なら何でもむさぼります。
唯川恵や山本文緒まで読もうとするから、こちらも、おちおち恋愛小説を開けません(この前は朝井リョウをかじろうとしていた)。
声に出して読んでいたのは「学校では教えてくれない大切なコト(4)ステキになりたい(旺文社)」。思春期に入る前の小学生向け、心とからだの実用書。
友達のママが貸してくれました。
赤ちゃんはコウノトリが運んでくるとか、そんなおとぎ話はもう通じません。ではどうやって伝えるか?
性教育に関する本やマンガを、それとなく目に見えるところに置いておくことにしました。
姉に続いて妹も読み、「なんかおもしろいこれ」。
恥ずかしいことではないし、知るに早すぎることもないしね。自分の身体を大事にね!
効果あってか、最近のお手伝いでは、洗濯物干しのときに自分の下着を内側に干すようになりました。
「ママのおっぱいのやつと、わたしのパンツは内側ねー。かえ(妹)のは外側でいーや」。
私も関連本を読んで勉強し、母として、女性として、何か質問を受ければ正面から答えようと思いますが、
目下のところ、私がハマっているのは
林真理子著「女はいつも四十雀(光文社)」。
第1章 素敵な元カレは、女のご褒美である
第2章 手放すには惜しい妻でいるために
第3章中年女が若い女に勝つ方法
林女史、オモロすぎます…