「巣立ちの時」

いわなみ家の話

第67話

「巣立ちの時」

卒業シーズンです。

会津若松市の神明通りを、制服姿の初々しい高校生カップルが手を何度もつなぎ直しては、ぶつかる肩と肩で会話するように歩いていました。

その幸せアタシにも分けておくれー、と思いながらハンドルを握って信号待ち。

とはいえ平日の午前10時(笑)

早々と進路が決まったカップルかな。

幸せなら良きこと。

 

話は変わりますが、今日はみなさんに「パン教室をこれ以上できない理由」を話します。

「さっちゃんの最近のSNSへの投稿は、パン教室の生徒さん向きの発信が多いね」

と気が付いてくれた友人がいました。

おかげさまで、ずいぶんたくさんの方が私のパンに興味を持ってくれています。

元生徒さんはもちろん、全国のベーグルをお取り寄せする人、自家製天然酵母と悪戦苦闘する人、カラダにいいものを子供に食べさせたい人、とにかく粉モノが好きな人…。みんなパン狂い(笑)

そんな人たちの実益になるような投稿をしたいと思っています。

(高級フレンチでコース料理を食べましたの右スクロールほど退屈なものはありません。見たってこっちは食べられないもん)

コロナを理由に2年前にパン教室を休止しましたが、他にも理由があります。

その頃レッスン希望者が多数いらっしゃって、1ヶ月では収まりきれなくなっていました。パン作りに興味を持ちはじめたら、大抵の場合、燃えます。

その熱が冷めないうちに、翌月またレッスンをして、上手になっていって欲しいというのが講師の希望。コンスタントに1年くらい燃えれば、もうレシピだけで(講師なしで)パンを再現できるでしょう。

繁盛の裏には、巣立ちの時まで生徒さんを見届けられないというジレンマが生まれていました。そして今もなんです。

どーすっぺ。

レシピ本を出版するかYouTubeをはじめるか、そんな想定もしています…が、

とりあえずは、できることから。

このホームページ下部の、インスタグラムマーク(カメラみたいなマーク)を押してみてね。これからも、パン狂いのあなた向けに、失敗例や成功例をじゃんじゃん載せていきますよ。