いわなみ家の話
第148話
「腹が鳴るパン教室」
パン屋開業を目指す人向けのパン教室2025、時刻は正午過ぎ。
グゥゥゥ~~
今日もどなたか、正直な生徒さんのお腹が鳴っています。
「お腹空きましたよね~、でもね、二次発酵がいい感じなんですよ。このまま焼成に入りたいので、ちょっとこれでしのいでください!」
講師はカンパーニュ1切れにバター、ジャム、粒マスタードをサッと塗り、コーヒーと共に生徒さんに手渡します。本日のランチ。以上!
一方、10年前にさかのぼり、いわなみ家パン教室2015のランチ。
アールグレイのスコーン、ラムレーズンのスコーン、キュウリとツナの全粒粉パンサンドイッチ、ニンジンオレンジラぺ、ゴボウのポタージュ、豆乳プリン梅ジャムのせ、コーヒーまたはカフェオレ。鶏ハムやリエットを手作りしていた時もありました。
「3人の子をワンオペ育児していたあのころ、月イチのパン教室が私のご褒美、癒しの場でした」と、今でも元生徒さんには懐かしんでもらっております。
が…あの頃には戻らないでしょう。もう、リエットの作り方忘れました、汗
元生徒さんで、現在は、予約の取れない自宅パン教室を主宰しているM子さん。彼女が7年前、「いわなみ家レシピで開業したいんです」と勇気をもって話してくれたとき、わたしは二つ返事でOKを出しました。彼女のことを「パン作りや人づきあいに、とってもセンスがある人だなあ」と前々から思っていましたので。
そんなM子さんのパン教室に参加した、開業志望のEさんが、M子パン教室一回目の受講で「あなたはウチのパン教室に来るべきじゃないね」と言われたそうなんです。M子の洞察力、さすがだと思いました。
Eさんはパン店勤務の合間を縫って、M子パン教室や聡子パン教室に通ってくれています。
パン教室には2パターンあって、
①レッスンで集中したあとは、焼きあがったパンを囲んで和やかにランチやお茶を囲む会
②パン作りの腕を上げるためにひたすら生地を触り、腹が鳴ってもおかまいなしの会
M子さんちは、①ですね。10年前のいわなみ家パン教室も①でした。
M子さんはさらに「あなたはここに来る代わりに、聡子さんのところへ行って仕込みとか焼成を見学させてもらうほうがいいでしょう?」とEさんに伝えたそうです。M子、1回目の受講でここまで見えるとは!
パン作りの腕を上げるために、②よりもいいところ、実は知っています。
パン屋のバイトです。お金をいただきながら技術を身に着けられるし、いわなみ家パン教室は正直安くはないので・・考えてみる価値はあります。あ!でも、午前6時出勤がフツーです。
パン店勤務のEさん、いつも5時半前に家を出るそうです。私も若いころ、5時15分には有楽町線に乗って半目でパン屋に出勤していました。
M子や聡子は、パン教室のタイプは違いますが、パンに脳みそを占拠された方へ的確にアドバイスできるよう、今日も酵母を育てながらあなたをお待ちしています(いわなみ家パン教室2026開講は春の予定です)