「魔法は寝て待て」

いわなみ家の話

第121話

「魔法は寝て待て」

姉妹を育てて10余年、つくづく、「おなじじゃなくていいんだなぁ」と思います。

たとえば習い事。たとえば服やランドセルの色。たとえば夏休みの作文指導。

姉にはマンツーマンで指導してきましたが、2歳下の妹には1度もアドバイスらしきことをしたことがありません。タイトルも内容も、母は知らないままで提出されてしまいます。

そんな妹が、3年生の冬休みに自主的に小説を書いていました。原稿用紙8枚の大作で、なんと伏線回収までばっちりという!(この子が小説家になったらこの原稿は価値でるわ…親バカ)

小説家ではなく、女刑事になるのが将来の夢という彼女の秘密のノートには

【こう殺、し殺、ぼく殺、ふしぜん死、ルミノール反応】などと、かなり物騒なメモが記してあるほどの、コナンおたく!

処女作はサスペンスではなく「たから島のぼうけん」だったのでほっとしましたが(笑)

コナンの他にも、とにかく本が好きで、どこから仕入れてきたのか不明ですがクイズ形式で雑学を教えてくれます。

①鳴かぬなら殺してしまえホトトギスはノブナガでしょ~。鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギスはヒデヨシ。鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギスはイエヤス。では「鳴かぬならそれもまたよしホトトギス」は誰でしょう?

答えは松下幸之助さんだそうです。彼女と幸之助さんに脱帽。

 

②果報は寝て待て、じゃなくて、寝て待つのは?

これはダジャレで、「魔法は寝て待て」だそうです。

貴女を見てるとそう感じるよ!母ちゃん寝てる間に、ぐんぐん育って魔法にかかったみたい