「秒で寝るには」

いわなみ家の話

第117話

「秒で寝るには」

夜、8歳と11歳を両側に従えて、寝床で呼吸指導をしていました。

「お大事さんの三つの穴を広げる気持ちで鼻からたくさんすばやく吸って、お腹と背中をパンパンしてぇ(3秒)…

口から細く長くできるだけ長~く吐く、ハイ、三つの穴締め上げてぇ~ふぅぅぅぅ(10秒)。これで呼吸一回」

(お大事さんとは、いわなみ家用語で、デリケートゾーンの意)

髪型がウルトラマンみたいな産婦人科医の高尾美穂さんによると、「1分間に多い人で20回、少ない人で12回呼吸をしている」そうですが、それを6回に減らすと心が落ち着くそうです。

お、やってますけど(挙手!)

どこかで聞いたことあるぞ。

「くびれ母ちゃん」こと「下腹ペタンコ神ブレス(ワニブックス)」の著者村田友美子さんもこの呼吸法を紹介していました。「吐けるカラダ=やせるカラダ」で、「吐けないカラダは、酸素が全身に行きわたりにくく、代謝が落ちて太りやすくなる」とのこと。

くびれ母ちゃんシリーズを3冊読破して以来、暇さえあれば、「ふぅぅぅぅ」とギリギリまで吐く呼吸を隠れてやっています。

くびれるか瘦せるかはさておき、この呼吸法をすると、すぐ眠れます。

パン屋の私は、仕込みと仕込みの間に20分寝て、発酵待ちの間に3時間寝て、焼くか寝るかのどちらかの生活をしています。寝つきが良くないと、寝不足と不機嫌の悪循環を起こすので、仮眠の前にこの呼吸法を取り入れています。

高尾医師の一言「自分の機嫌は自分で取ることができる人」こそかっこいい大人。この一言はせんえつながら私も長年思っていることで、強く同感しました。

私の場合はちょっと乱暴で(笑)「自分の機嫌ぐらい自分で取れや!(わーれー)」なのですが。

長ーく呼吸して、すっきり眠る。

さて、寝床の両側の人たちはどうでしょう。

妹は効果てきめん、呼吸法の途中で眠ってしまいました。天使~

姉は一言「ママさ、それやんなくても、いつも秒で寝てるやん」

はよ寝ろっ!