「夏の自由研究」

いわなみ家の話

第112話

「夏の自由研究」

連日の37度。小学生×2が家に居るだけで室温アップなんですけど…。

「マぁマー!自由研究なにすればいーのー?!」

「自分で考えなさい!」

と言い放ったものの、パン屋店主には超オススメの題材があるんです。

「果物を発酵させてパンを焼こう!」

え、却下?ガーン。手取り足取り指導できるのになー。いわなみ家生徒さんなら喜んで集まってくれるのに、うちのスタッフは見向きもしてくれません。

娘らの冷たい対応にめげず、この夏わたしは「水キムチ」に挑戦しています。

米の磨ぎ汁と野菜を発酵させて作る、辛くないキムチ。夏野菜の消費にも良いうえに、乳酸菌が糠漬けの16倍!

本の作り方によると「磨ぎ汁に野菜を入れて半日ほど室温に置くと、シュワシュワと泡が出て発酵する」と書いてあります。

日ごろ、パン生地を体感でコントロールできている私は漬け物となると及び腰。「大丈夫なの?腐ってんじゃねーの?」のドキドキ。実験は続きます。

さて、小5の自由研究が決まったようです。「塩の結晶づくり」か、いーねいーねー!

「食塩水から塩の結晶ができた!しょっぱい粉末のほうが結晶ができやすいかも。次はコショウでやってみたい。焼きそばソースのパウダーもいいかも」

子供の想像無限大。

コショウの結晶、マルちゃんソース焼きそばの結晶、できるかな~。母はスポンサーとして材料の提供にいそしみます。