「春ふふふ」

いわなみ家の話

第69話

「春ふふふ」

やっと春がきたので、いわなみ家ちびスタッフも「働けるー!(おだちん目当て)」と嬉しそうです。

そんな姉妹の「ふふふ」なエピソードを紹介します。

 

まずは小3によるクイズ。みなさんもご一緒に考えてくださいね~。結構難しいですよ。

小3「まさこさんと結婚したのはだぁーれだ?」

母「ハイ!天皇陛下!」

小3「ブッブー」

母「じゃないや、あのときは…皇太子!」

小3「ブッブー、正解は、頼朝さまでした」

母「まさこさんって、北条のほうの?!そっち?小池栄子に大泉洋のほう?!」

 

小3「じゃ、2問目。余計な付け足しや要らないこと、を何と言いますか?」

母「えーっとね~」

小3「わかんないの?正解は、だぁし」

母「は?ダーシ?ダアシ?もしかしてダソク?」

小3「あー、それそれ、蛇足!」

日本の歴史や、故事成語の本が好きな読書少女ですが…イマイチ抜けてます。がんばれ新4年生!

 

お次は小1。

「ママー、くりみあはんじまがやられてる。茶色くなってるもん。それと、まりうぽりも。戦争やめてよねー」

朝刊を開いて世界を憂う新2年生は、ウクライナにも春を望んでいます。

 

 

【3月15日のお届けパン募集はありません】

【お客様各位】

毎月15日は翌月分のお届けパン募集日ですが、

明日3月15日の募集はありません。

すでに3月と4月は定員いっぱいのご予約をいただいています。ありがとうございます!

身体がひとつしかないので、ご理解ください。

次の募集は4月15日(5月以降配送分)です。

「値上げの基準」

いわなみ家の話

第68話

「値上げの基準」

朝、食パン1枚(約2.5センチ幅スライス)をトーストして眺めてみる。

香ばしくツヤのある薄皮(クラスト)、しっとりした中身(クラム)。

このクラムとクラストのバランスは、自分のパンで最もこだわっている点のひとつ。

「自分ならこれに幾ら出せるか」

「1枚100円出してでも、また食べたいか」

スーパーに並んでいる6枚切りの食パンが1袋170円だとして、1枚28円。

いわなみ家の山食は1袋(1/2斤)でだいたい4枚取れます。

ここではじめて、1袋400円(現行300円)でいこう、と腹をくくります。

 

いわなみ家のパン原材料は、多い順に

  • 小麦粉
  • ドライフルーツ類(主にレーズン、クランベリー)
  • ライ麦粉
  • ナッツ類(くるみ、アーモンド)

昨年1年間で、すべて値上がりしました。

外国産小麦については、報道の通り、政府売渡価格が半年前に19パーセント、さらに春から17.3パーセントの値上げ。

100円の小麦粉が1年で約140円になった計算です。

確かに、痛い。毎月の支払いが、めっちゃ痛い!激痛です(笑)

だけど、わたしの「値上げの基準」はもうひとつ大事な要素があります。

「このパン、幾らまでなら自分でもお金を出せるか」。

いわなみ家のパンを、最もお金を出して買う立場にない自分だからこそ、シビアに想像してみます。

(プライスカードを書くとき、実は原価計算などしたことがありません。いつも直感です)

そのポリシーは2年半前の開業当初からブレていません。

そして、絶えずパン作りをしていた結果、徐々に腕が上がってきました。パン生地と呼吸を合わせるように、パンが焼けるようになってきました。

今の力量でパンを焼いて、値段をつけていきます。どうぞご理解ください。

2022年春(店頭販売)より値上げします。

 

 

 

 

「巣立ちの時」

いわなみ家の話

第67話

「巣立ちの時」

卒業シーズンです。

会津若松市の神明通りを、制服姿の初々しい高校生カップルが手を何度もつなぎ直しては、ぶつかる肩と肩で会話するように歩いていました。

その幸せアタシにも分けておくれー、と思いながらハンドルを握って信号待ち。

とはいえ平日の午前10時(笑)

早々と進路が決まったカップルかな。

幸せなら良きこと。

 

話は変わりますが、今日はみなさんに「パン教室をこれ以上できない理由」を話します。

「さっちゃんの最近のSNSへの投稿は、パン教室の生徒さん向きの発信が多いね」

と気が付いてくれた友人がいました。

おかげさまで、ずいぶんたくさんの方が私のパンに興味を持ってくれています。

元生徒さんはもちろん、全国のベーグルをお取り寄せする人、自家製天然酵母と悪戦苦闘する人、カラダにいいものを子供に食べさせたい人、とにかく粉モノが好きな人…。みんなパン狂い(笑)

そんな人たちの実益になるような投稿をしたいと思っています。

(高級フレンチでコース料理を食べましたの右スクロールほど退屈なものはありません。見たってこっちは食べられないもん)

コロナを理由に2年前にパン教室を休止しましたが、他にも理由があります。

その頃レッスン希望者が多数いらっしゃって、1ヶ月では収まりきれなくなっていました。パン作りに興味を持ちはじめたら、大抵の場合、燃えます。

その熱が冷めないうちに、翌月またレッスンをして、上手になっていって欲しいというのが講師の希望。コンスタントに1年くらい燃えれば、もうレシピだけで(講師なしで)パンを再現できるでしょう。

繁盛の裏には、巣立ちの時まで生徒さんを見届けられないというジレンマが生まれていました。そして今もなんです。

どーすっぺ。

レシピ本を出版するかYouTubeをはじめるか、そんな想定もしています…が、

とりあえずは、できることから。

このホームページ下部の、インスタグラムマーク(カメラみたいなマーク)を押してみてね。これからも、パン狂いのあなた向けに、失敗例や成功例をじゃんじゃん載せていきますよ。

 

 

【まだ冬季休業中です】

【お客様へ】

当店は、

お客様駐車場が雪に埋もれているため

まだ冬季休業中です。

お間違えのないようにお願いします。

雪がとけたら店頭販売を再開します!

 

いわなみ家