いわなみ家の話
第130話
「八木沢はパリより暑く」
1枚2枚3枚4枚…夏の怪談ではなく、
ウチの物干しざおになびくパンツの枚数。本日10枚なり。
毎日洗濯機まわしているのになぜにこの数?
台所がとにかく暑い!夏休みの自由研究のタイトルを「紙の構造に迫る」に定めた小6長女が日々煮物をしています。
フキの茎を40分グツグツ、オオバコを50分、バーベキューの翌日は、生ごみからトウモロコシの皮を見つけて「コレ、めっちゃ繊維あるじゃん!」。
植物の繊維が絡まって紙はできているのだね。まだ煮物続けます??
エアコン完備のわたしの城、三畳のパン工房はさぞ涼しいとお思いでしょう?
250度に設定した2台のオーブンから熱風が噴き出すと、一気にエアコンの冷気が温風になります。トホホ。正直、地球に優しくはないパン屋です。
普段、パン生地を発酵させる機械は28~30度に設定していますが、近ごろはこの発酵器の出番なし。節電?発酵器より室温が上回ってますから。
あまり高温で発酵させると小麦の旨味が飛んでしまうので、冷蔵発酵と室温発酵を切り替えつつこの猛暑を乗り切ろうとしています。
娘は煮物のちシャワー。私はパン焼きのちシャワー。パンツが増えるわけです。
子どもたちのアセモが酷くなって皮膚科を受診しました。ドクターヤマグチ曰く「一番の治療法は涼しくすごすことです」。
そうは言ってもねぇ…と43度の車内に乗り込んで皮膚科を後にしました。
今度は家庭菜園のジャガイモで「ポテチ作りたい!」そうです。オーノー。煮物、揚げ物勘弁してくれー
ちなみに、夏休みの課題「17文字で伝える母子の絆」
長女【またそうめん?焼きそば飽きた きょうは何?】
母【お湯かけて 3分 たまにはいいじゃない】
入選狙ってます!