いわなみ家の話
第65話
「昼寝返上のち、マジギレ」
お届けパンの梱包を10箱(本日の売上30000円)を終え、午後2時。
午前1時から始まった一連の作業が、ようやく一段落するのがこの時間です。
とその時、「こどもクラブ・児童館」の表示で電話が鳴りました。
「校内でも感染者が増えているので、今日から学校閉鎖となります。児童館もこれから閉めますので早急にお迎えにきてください」
「は、はい、なるべく、はやく、参ります」
お届けパンの最後の難関作業、眠さMaxクロネコヤマトの住所入力がまだ残っているのに~!
目をギンギンにしてお届け先郵便番号と住所、配達希望日時等を入力し、児童館へ急行すると、思ってもみない言葉を娘らに投げられました
【姉】「○○ちゃんとこはもっと早くお迎えきたよ、ママおそーい 」
【母】「…」
【妹】「うん、○○ちゃんとこもすぐ来た」
【母】「はぁ?○○ちゃんとこはバアバが来たんでしょ?うちはジジババいないし、今日はパパもいないの!悪かったね!」
【姉】「そんな怒らんくてもいいやん。で、ママ何してたの?」
【母】「何って仕事してたよ。昼寝もしたかったけど」
【姉妹】「あっははー、昼寝かぁ!」
【母】「ちょ、あんたたち、バカにすんな!(マジギレ)」
ひっさびさに大人げなく、娘らにキレました。周りを見渡すと、案の定、こんな緊急時のお迎えは、ほとんど祖父母。
家で仕事してる方、子供らにナメられちゃいけません。昼寝も仕事のうち、と胸を張りましょう。
睡眠不足は人を短気にします。とっとと寝よう。
悪いけど、ママ今夜はあんたたちより先に寝るからね!(ぷんぷん!)